Xbox Elite Controller2 Bボタン陥没 分解してみた

高機能でかつ握り心地が抜群な、エリコン2ことXboxEliteController2

通常のコントローラーと比べて高額な割に不具合が多いとの噂があるんですが、自分もRB動作不良で交換経験あり・・それでもXboxライフには欠かせないお気に入りのコントローラーとなっています。

そんな我が家のエリコン2、今年10月初めにRB反応不良でサポートセンターから代替え品を送ってもらってまだ2か月足らず・・そう、まだ新しいのに・・・

いつものように本体を起動してホーム画面をいじってたら、何の前触れもなくBボタンが陥没し、そして潰れたまま戻ってこなくなりました。

左がBボタン陥没・右が正常

RBの次はBかよ!!凄くいいコントローラーなのに、やっぱり不良品多いんですかねぇ。

個人的に音ゲーが好きなんですが、コントローラーへの負担を考えて、この高価なエリコン2は使用していません。

いたって通常の範囲内での使用です。にもかかわらずです。

サポセンに連絡しようにも、保証期間が一か月前に切れていたので交換or修理はあきらめ。

とはいえ即ゴミ行きは勿体ないので分解してみて色々弄ってると、Bボタン陥没はあっさり治り、無事復活。

今回、完全には分解出来ませんでしたが、ボタンが戻って、ある程度中身も見ることが出来たのでまとめていきます。

なので、保証切れコントローラーで同じようなケースに陥った場合、ダメもとで分解してみるのも手だと思いました。

※分解はあくまで自己責任でお願いします。あと、写真では素手で基盤を触ってますが、感電防止のため、プラ手袋着用が望ましいです。場合によってはショートして基盤が逝く可能性もあるようです。

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カバー外しは大胆かつ慎重に

最初はカバーを外します。

普通のXboxコントローラーや初代エリコン1の場合は裏面の電池・バッテリー箇所に隠しネジがあるんですが、これはどうやらそんなものは無く先が鋭利なもの、例えばマイナスドライバーを数か所差し込むだけでこじ開けることが出来ます。

コツとしては下写真の5か所を差し込む、結構強い力でねじ込まなければ開けられないので、多少傷が付くかもしれません。

うまくやれば無傷で開けられるのかもしれませんが、少なくともこの時点で分解したことになると思うので、たとえメーカー保証期間が残っていても、保証は受けられなくなる覚悟でやりましょう。

追記:安全に作業をしたい場合、分解用のオープナー(ヘラ)もあります。筆者は後ほど購入しました。色んなオープナーがありますが、Amazonで買えるものなら何でもいいと思います。いくつか持っておくと安心ですね。

全体的に隙間が出来て指が入れば、あとは手の力で大胆に開けられます。

上カバーを外すと、各種内部構造が明らかになります。

軽くゴミやホコリなどを吹き飛ばしつつ、ここからはトルクスネジ(T8)を外していきます。

T8トルクスドライバーは一本持っておくとコントローラー分解に重宝します。

T8ネジ計6か所

計6か所、一か所だけ(ビューボタン左)丸いシールが貼られていたので剥がす必要がありました。

下カバーと分離

T8ネジを外せたら下カバーと分離出来ます。これでカバーと内部を分けることが出来ました。

関門バンパー外し

RB・LB部分、バンパーの外し方は部品が2段階に分かれていて苦戦しがちです。

ここはボタン陥没とは直接関係のない箇所なんですが、よくある事例であるRB・LBの反応が効かなくなったときは、この部分を見てあげるといいでしょう。

まず先に、中央部分の部品を外していきます。

上のツメ2か所と裏のツメ3か所があるので、頑張って取り外します。


中央部分が外れたら、次はバンパー全体部分を外します。

ここは両端が引っかかってるんですが、両サイド一気に外そうとするのではなく、どちらかを片方を外すようにします。

もし、LB・RBに不具合が起きたときは、この部品とセンサー部分の問題がほとんどだと思います。

微妙な位置調整やホコリ除去などで簡単に治る可能性があるので、チャレンジしてみる価値はあります。

※分解よりも組み立てなおすときのほうが難しく、パーツの位置の歪みでLBRBが押せなくなることがあります。

上下カバーをはめる前に、一度ボタンが押せるかどうか確認してみるとよいでしょう。

T6トルクスネジ箇所

基盤部分にネジが付いているのでとってみます。

ここではT6サイズのトルクスネジが3か所あります。

※注意・のちの解説にある通り、ここのネジを外すと基盤と基盤に挟まれていた3.5mmのステレオ端子の部品が外れます。

再度組み立てる際は向きに注意してはめ込まないといけません。

ここをとると2重になっている基盤が外れるかと思いきや、配線が繋がっているので完全には分離させることは出来ませんでした。

スティックのパーツ交換の際は、この部分を分離させないと出来ないように見えるんですが、今回はあくまでBボタンの修復なので、あまり深くまでは弄らないように見ていきます。

潰れたBボタン内部を見てみる

T6トルクスネジを外すと、少し基盤の内側が見えてきました。

※写真では素手ですが、基盤を触るにはプラ手袋着用が望ましく思います。

Bボタン内部のゴムパーツ周辺

ちょうどBボタンの内部、このところだけ何かのゴムみたいな部品が存在しています。

Bボタンを押てみると、このゴムが押されるのが確認できます。

何のための部品なのかは分からないんですが、とりあえずボタンを押しつつ、周辺に無水エタノールを沁み込ませてあげます。

一旦、基盤を元の位置に戻してあげて、再度Bボタンを押してみると、潰れて押せなくなっていたのが治っていました。

原因は分からないんですが、このゴムの位置がズレたのか、単にゴミや手垢が詰まっただけだったのか、なんにせよ弄ってみると治ったので結果的にはヨシとなりました。

要注意・3.5㎜ステレオ端子パーツ

さて、ここからは分解の逆の順に組み立てていきます。

その際、なにかのパーツがカラカラと鳴っているので、よく見てみると・・・

なにやら小さなパーツがぽろっと出てきました。

これ、3.5㎜のステレオ端子の部分らしく、組み立てる際には向きに注意して元の位置に戻してあげる必要があります。

ネジ固定されているのではなく、基盤と基盤で挟み込む形で固定されているようです。

固定のポイントは写真の通り、①パーツを入れて挟み込む②基盤に穴とツメを合わすようにする③位置がズレないようにしながら基盤の3か所ネジを締めていく。

このことに注意しながら組み立てていきます。

※最後の動作確認のときに一度イヤホンかヘッドホンで問題ないか見てみるといいでしょう。

組み立て後確認

全て組み立て終えて、動作確認をしてみました。

問題の潰れていたBボタンも問題なし。RB・LBの反応も良好。3.5㎜オーディオ端子も問題なく動作しています。

今回、ボタンが潰れて戻らなくなったので分解してみましたが、結果的には大成功でした。

必ずしも治るとは限らないですが、保証期間が過ぎているなら一か八か、ばらして中身を見てみるのも手だと思います。

もちろん、何があっても自己責任になってしまいますが、案外、簡単に治ってしまうこともあります。

エリコン2は保証期間過ぎて壊れてからが勝負なのかもしれません。不具合に付き合いつつ色々試してながら出来るだけ長く使っていきたいものです。

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