アニメ版シェンムーが国内配信開始、第1話からもう1週間が経ちました。
この令和の時代に、シェンムーの物語がいちから楽しめるなんて♪
ゲーム版をもとに上手くアレンジしたストーリーと補完的エピソード、このあとどうなっていくのか!?シェンムーが好きな自分としては、毎週木曜が待ち遠しい!
まだまだ序盤の序盤、今回はその第2話、彼誰(かはたれ)の感想を述べていきたいと思います。
※注意!この記事はネタバレを含みます。アニメ版第2話までに加えて、ゲーム版も全てプレイ済み前提の内容となります。
まだ私たちは何も知らない
さて、第2話冒頭は涼の夢の中から。巌と藍帝との対決のフラッシュバックより。
涼「どうして親父を殺した。何の罪のない親父を。」
藍帝「ならば問う。おまえがあの男の何を知っている。」
そう、藍帝の言うとおり、この物語は原作でも未完のままであり、プレイヤーは涼と同じ立場で親父を信じて旅をし、そして未だにその親父の全てを知らないのです。
ゲーム版を進めていくと、その過去は徐々に明らかになってはいきますが、それでも、現時点ですべての謎が解けたわけではありません。なので、この藍帝の言葉が妙に胸に刺さりました。
確かに、藍帝の属する蚩尤門は悪の組織ですが、藍帝は藍帝なりに正義を貫いた行動をしているのかもしれません。
この彼の放った言葉の意味を、視聴者(プレイヤー)が理解できる日はくるのでしょうか。
若者、秘めし力未だ知らず
涼がのちに出逢う中国桂林に住む不思議な少女、シェンファ。そのシェンファの出番はまだまだ遠い先のことなんですが、アニメ版では序盤から頻繁に様子を描いてくれています。シェンファ好きには嬉しいポイントですね。
今回は、葉ばあさんに会って薬草を渡すシーンでした。薬草というワード、なんだかゲーム版3を思い出します。名前忘れてしまいましたが、白鹿村に居るお馴染みの住人も何人か出てきてくれました。
そして、ゲームでも度々聞くことのできるあの歌、村から伝わる歌を村の子たちと一緒に披露してくれます。
「その者ってなに?」
そう、村の子の素朴な疑問。改めて思うのは、この歌、古くから伝わる歌だそうですが、具体的にいつ、一体だれが作ったんでしょう。
涼のことなのか、巌のことなのか・・想像が膨らみます。
もっと寄り道してもええんやで
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さて、話は本編に戻りますが、稲さんから手渡された朱玄達からの手紙、それをもとに事件を追っていきます。
と、見逃さなかったよ!涼さんの机に置いてあるテイルズのガチャガチャを!
後でよく見るとしれっとビンズビーンまであるし。
アニメ版では興味なさそうだったガチャガチャ。ここに来ていつものガチャ好き涼さん炸裂。
いやぁ、やっぱり涼さんはこうでなくっちゃね。
とはいえ、実際に回してカプセル空けるカットもどこかで入れて欲しかったかなぁ。
まぁ今後に期待ですかね。そのためにも稲さん、500円分を家の玄関に置いておいてあげてください。
そういえば、ゲームセンターも楽しんでない涼さん。コーラ一気飲みもないし、阿部商店やトマトマートでくじ引きもしたい!
尺が決められてるとはいえ、アニメ版でもちょっとは寄り道を楽しませてほしい!と訴えかけてきそうな涼さん。そんなガチャ発見の一幕でした。
原崎望がよりヒロインらしく
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ストーリーは手紙を読める人を探すところ、ここでも1章のヒロイン、原崎望が協力してくれます。
ゲーム版では、常に花屋の店番で忙しかった望が、アニメ版では店番はどうした状態。
でもそのおかげで、涼さんと花屋以外の場所で会えているんですよね。1話でもそうでしたが、これはファンにとっては嬉しい要素。それに、ゲーム版の望よりはるかに協力的にみえます。
その他にも西条さん、味壱の王さん、バイク屋の親父(名前忘れた)さん、ミリタリーショップのクリタさんなど、ドブ板商店街お馴染みのキャラクターが続々登場。このへんテンポよく事が進んでいきます。
ゲームでは、NPCとの他愛のない無数の会話、無駄にも思える遊びや発見など、いたるところに和みと面白要素が散りばめられている本作。ですが、そのような要素を削りがちなアニメ版は、下手すれば、殺伐としがちな作品になっていたことでしょう。
そんな意味でも、オリジナルとは違う望の振る舞いが、このアニメの良さを生み出していると言っても過言ではないはず。アニメ特有のテンポの良さと協力的な望のおかげで、孤独感なく仇討ちに専念できている涼さんなのでした。
バトルシーンはもはやQTEバトル
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第2話では、マッドエンジェルス属するトム&スミス、その幹部であるチャーリーらとのバトルシーンが描かれています。
しっかり原作の技も再現されており、手技、足技、そして捌きを駆使して戦う姿はまさに葉月流柔術そのもの。
さらにQTEバトルさながらの迫力あるカメラワーク。ゲームでは失敗を繰り返してしまうこともありますが、アニメ版の涼さんは強い!隙のないカッコいい涼さんが拝めます。
終盤、山岸さんから重ねあての技伝授を受けるシーンですが、涼さんは手こずることなく、あっさり習得してしまいます。このへん、技の解説も兼ねてもう少し時間をかけて欲しかったかなぁ。
まとめ
第2話終了時点でまだ横須賀港行きのバスに乗れていないあたり、端折ることなくわりと丁寧に描いてくれている印象です。
反面、どこまで物語は進行するのか、ちょっと心配ですが、できればシェンファの居る桂林到着までは描いて欲しいものですね。
もちろん、幻の横須賀~香港の船内や、3以降の白鹿村や鳥舞、キックスターター時に存在した白沙、はては3以降の物語進行もこの際期待したいところですが、どうなんでしょう。今後に期待!